抑制(inhibition/インヒビション)の基本原理とよくある誤解
「抑制(インヒビション/inhibition)」という言葉のイメージから、「動きを封じ込めること」と混同されがちです。アレクサンダー・テクニークにおける抑制(インヒビション/inhibition)が持つ積極的な意味を紐解きます。
この記事では「抑制(inhibition/インヒビション)の基本原理とよくある誤解」について解説しています。抑制すべき思考、日常の動作や力みやすい部位など、抑制全般については、まず以下の記事をご覧ください。
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1. 方向づけ(direction/ダイレクション)と表裏一体
習慣的な不必要な力みをやめること「抑制(インヒビション/inhibition)」と、行きたい方向を思うこと「方向づけ(ダイレクション/direction)」は表裏一体であり、同じものとして働きます。
2. 抑制(inhibition/インヒビション)は最初に取り組むべきもの
不必要な力みの上に正しい使い方を起こすことはできません。「抑制(インヒビション/inhibition)」によって不必要な力みを手放すことで、別の山へ登り直す視点を学びます。
3. 「習慣の強い力」と「感覚的評価の不確かさ」を理解した先に抑制がある
「習慣の強い力」がまだ残っていたり、「感覚的評価の不確かさ」を理解していないと、起きてほしくないことを防ぐための「抑制(インヒビション/inhibition)」は思うようにできません。
4. 最初に目指すのは余計なことをしない(non-doing)こと
「抑制(インヒビション/inhibition)」して最初に目指すことは、「余計なことは何もしない(non-doing)」自分でいることです。頑張ってやろうとするのをやめ、身体が本来持っている機能に委ねるアプローチです。
5. 抑制すべきものの間違えやすいところ
「抑制(インヒビション/inhibition)」するべきなのは、本来やろうとしてることを妨げているものであり、間違った自分の使い方です。けれども、アクセルとブレーキの同時踏みをしているときに「抑制(インヒビション/inhibition)」するべきなのは、同時踏みをしているアクセルとブレーキの両方です。その間違えやすいところを解説します。
6. リラックスと脱力の本当の意味
不必要な緊張を取り除くために「リラックス」しようとして、よくやってしまう「脱力」は、本当の意味で楽にはなりません。