パソコンのパーツがつながり、OS(基本システム)が作動していることで、問題なくパソコンが機能していると、その上でWordやExelを使って文書を作成したり、ブラウザで検索や調べ物をしたり、ゲームをしたり、といったさまざまなことができます。しかし、このような作業をしているとき、急に動きが重くなることがよくあります。
このときの原因が、OS(基本システム)や、その上で動くWordやExel、ブラウザ、ゲームなどソフトウエアに含まれるプログラミングの誤りや欠陥にあることもあります。その誤りや欠陥はそのプログラムが公開された直後に多く、ある程度の月日が経つと修正のためのアップデートを重ねて落ち着いてくるものです。
そうなると、日常的にパソコンを使っていて急に動きが重くなってきたときに疑うのは、前回のブログに書いた、CPUとメモリの負荷の偏りです。なので、タスクマネージャを起動して負荷がかかっているタスクを終了するか、パソコンを再起動することで、復活することがほとんどです。
パソコンのOS(基本システム)やその上で動くWordやExelのようなプログラムは、人間が作り出したものです。それは、最初はバグという完全ではないものがあることが織り込み済みであり、不完全なところが見つかると、パッチという修正プログラムを作って上書きします。
人間の場合をみてみます。
成長して自分が持っている心身のシステムの機能を使いこなせるようになると、私たちはスポーツをしたり、歌やダンスを趣味にしたり、仕事をしたりできるようになります。しかしここで、「思ったとおりに動けない」とか、どこか特定の場所が「重くて痛い」という不調が起こることがあります。
本来人間は、もともと心身のシステム全てを使って機能するようにできています。しかし、私たちは生きているうちに、習慣や思い込みなどから生じる不必要な緊張によって、自分の内に負荷の偏りを作り出してしまう生き物です。
その負荷の偏りを解消すれば、もともと持っている負荷を分散した心身のシステムの機能的な使い方ができるのですが、ほとんどの人は、その負荷を解消できることと、心身のシステムの機能的な使い方を忘れてしまっています。
人間の身体のパーツ、それをつなぎ合わせる神経、それら全体を連携させて目的を達成する機能。これらは全て、地球が誕生してから何億年もの年を経て最適化されたシステムです。システムにある初期の誤りや欠陥のデバッグ(不具合の修正)はとっくの昔に終わっています。ほとんどの人は、何か不具合があったとしても、システムに上書きをしなくてはいけないような修正プログラムは、必要ありません。
アレクサンダー・テクニークがサポートをするのはここであり、この負荷の偏りを解消し、もともと持っている心身のシステムの機能を取り戻すことです。