アレクサンダー・テクニークのことを知らない人に説明してみました。「姿勢を良くするのに背筋をきたえなくちゃ」と言っていたからです。
下に向かっている身体を起こすのに、腰椎・脊椎・頚椎を積み上げることなく自分の中からの力でエイッて持ち上げるとします。その持ち上げる力はどこからきているのでしょうか。何にもないところから身体を持ち上げる力は生じません。物理的な法則から考えると、反作用として同時に下に向かう力も生じているはずなのです。その下に向かう力が、腰椎・脊椎・頚椎を縮めて圧迫します。このとき、重力は私たちに対して下向きの力を加えているはずですが、腰椎・脊椎・頚椎は積み上がっていないので、反作用として生じる上向きの力は、真っ直ぐ上に向かうことはありません。
一方、この下向きにかかっている重力に対して、腰椎・脊椎・頚椎を積み上げることでその反作用としての上に向かう力に従うとします。そうすると、物理的な法則からも新しく下向きの力は生じません。自然に上に向かって伸びていくというわけです。
物理の専門家ではないので、抜けているところがあるかもしれませんが、だいたいそんな感じです。
そうやって説明をしたら、「じゃ姿勢を良くしようとするのはやめよう」とのこと。ある意味合っているのですが、どのように理解してその言葉が出てきたのかが気になるところです。
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