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発語周りのアイソレーション

アレクサンダーとフースラーとヴォイスワーク

ヴォイスワークのレッスンで舌のことを教えてもらいました。

まず、言葉なり歌なり何か音声を発する時、舌が必要な動きを自由にできないでいることがあります。舌が必要な動きをすることを遮っている何かがあるからですが、そうすると、顎や唇が代わりにその仕事をお手伝いしにきます。顎や唇が不必要な緊張を生んでしまうのはそのためです。そうして、同時に舌が働かないことを許してしまうことになります。

そこで、レッスンでよくやることとして、舌を動かしながら顎が不必要な連動をしないようにします。顎を指で抑えたりしますが、このとき、あごを完全に固定することは本当にしたいことではありません。これは舌と顎のアイソレーションであり、舌と顎を動かすときは、お互いの邪魔をしないでいることを目指すけれども、お互いに影響し合うことを許します。そうして、舌と顎はお互いに動かそうとしている相手の影響を受け、陰ながらそこのサポートをします。お互いに不必要な緊張を生むことは望んでいません。

舌と唇も同じことです。唇と顎もそのはずです。そうすると、何も知らない私は舌と顎と唇は対等なように思うのですが、ヴォイスワークの先生の話では、舌を先に考えるのだとか。それはまるで、頭と首と背中の関係の首のようです。本当にそうなのかは、まだ確認していないのでわかりません。

そうして、舌の内部にもアイソレーションはあるということです(先生はアイソレーションという言葉を使っていなかったので私の解釈です)。舌は大きな筋肉のかたまりですが、その内部は何種類もの役割の異なる筋肉の集合体です。その役割の異なる筋肉同士はお互いに影響し合いお互いにサポートをしていますが、お互いに邪魔をしないでいることを目指します。

先生の声掛けによって舌で特定の動きをしたときです。舌が小さく小刻みにプルプル震えていました。これは、働いていない筋肉と働きすぎている筋肉が舌の内部に存在していて、働きすぎている筋肉が不必要な緊張を解こうとしているサインなのだそうです。それは実際のところ、舌の内部のの特定の筋肉が緊張と弛緩をいったりきたりしているのが、外から見てプルプル震えているように見えるのです。その筋肉は、不必要な緊張(であり働き過ぎ)と行き過ぎた弛緩(であり働かなさすぎ)のonとoffしかなくて、途中のちょうど良く働くことを知りません。だから、不必要な緊張を解こうとすると行き過ぎた弛緩するしかなくて、行き過ぎた弛緩ではその状態を保てないから働こうとするのだけどそうすると不必要に緊張するしかできない。それで、プルプル震えて見えるのです。そうしているうちに、その筋肉はちょうど良く働くことを覚えていくので、じっと見守るしかありません。

しかし結局のところ舌の問題というのは、呼吸からきているとのこと。呼吸は自分自身の心身含んだ身体全体の使い方の結果であり、自分自身の心身含んだ身体全体の使い方というのは、頭と首と背中の関係性によるのです。


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masako

主婦であり串打ちの仕事もするアレクサンダー教師。 アレクサンダー・テクニークのレッスンを東京都目黒区にて楽しくわかりやすく、伝えていきます。 アレクサンダー・テクニークの理解につながるものはなんでもチャレンジ。ということで、現在は、歌(コーラス多め)、ダンス(soul&lock)、パントマイム(基礎)、をやっていますが、やりたいことが増えてきてます。合唱は高校のときから続けていますが、ピッチパイプを買ったのは最近です。これはハーモニカに似ていますが、吹き方によって音が下がってしまうので、ものすごく自分の使い方を試されます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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