拮抗で写真画像を検索すると、対立する二人がぶつかり合う画像が出てきます。oppositionをgoogle翻訳すると反対、対立、と出ます。けれども、アレクサンダー・テクニークで使われる言葉としての拮抗(opposition)は、もっと穏やかなものです。確かに、ベクトルの向きは反対向きですが、そのベクトルの大きさは同じで、その拮抗を崩さないための必要最小限の力となります。どちらかが強くなっても弱くなってもその拮抗状態が崩れるからです。英語圏の人が耳にすると、違って聞こえるのでしょうか。私は、拮抗も、oppositionも、今まで接したことのない言葉だったので、アレクサンダー・テクニークの言葉の解釈で受け取っています。
アイソレーションで写真画像を検索すると、孤立無援の人がぽつんといる画像が出てきます。アイソレーションをgoogle翻訳すると、Isolationとなりました。さらにIsolationをgoogle翻訳すると、分離という言葉になりました。もともとそういう意味の言葉なのでしょうか。トレーニングとしてのアイソレーションは確かにそんなイメージです。けれども、その動きをアレクサンダー・テクニークの目で見ると違って見えます。身体全体は一つのネットワークとして成り立っているので、隣り合っている部位同士はなんらかの影響を受け、与え合います。見た目は分離しているように見えても、そう見えるようにしているだけで、見えないところでお互いが支え合っている、というのが本来の姿だと思います。
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