お風呂掃除をしていました。湯船の端にお腹をあてて、頭と腕を前に出し、湯船に上半身が落ちそうになるのをもう片方の腕で支えながらやっていました。それはそれで問題はなかったのですが、ふと思いつきました。頭と腕を前に出しているんだから、脚を後ろに持っていくとなんか良いことがあるかもしれない。そうして脚をゆっくり伸ばすと、そんなに広くないお風呂場なので足が壁にあたって、思いがけず壁のサポートを受けるかたちになりました。そうして、前に出した頭と腕が楽に安定するようになりました。
お風呂場で怪我をしては元も子もないので、掃除をするときに同じことをおすすめするものではありません。石けんですべることもあるだろうし、湯船の素材・形状・状態も様々です。真似をして怪我をされても責任を負うことはできません。私も今だからできることで、年をとっていけばできなくなることもあります。ここでは、何か作業をするときの自分自身の使い方のことを言っています。
これは、何かに似ている、と思って頭に浮かんだのは、消防出初式でのはしご乗りのパフォーマンスでした。そこにははしごの他に壁はないから、同じではありません。はしご乗りはもっとすごいことをやっているし、私があのパフォーマンスをできるようになったというわけではありません。でも、あのなにもないところで頭と腕を前に上に(ときには下に)もっていって安定するには、きっと脚は後ろに向かっているんだろうな(そうして、思考も環境も邪魔をすることなく、全身が長く広くなるように使っている)、と思いました。
消防の皆様お疲れ様です。お陰で安心して暮らせます。