F.M.アレクサンダーが指摘することは、息を吸うときに、鼻や口から深く呼吸をしようとすると、鼻が鳴ったり、息をのむ音がするのだとか。そうすると、いろいろ困ったことが起こると本に書いていますが、そこまでは私にはわかりません。おそらく、不必要な緊張が生じるために、困ったことが起きるということだと思います。そうではなくて、胸を正しく(横隔膜や肋骨を動かすのでしょうが、それだけでもないと思います)広げると肺に空気が入ってくる、ということです。そうすると、不必要な緊張が生じないと言いたいのだと思います。そういう呼吸は鼻や口から音がしないということも。F.M.アレクサンダーは息を吸うときに音がしないことを自慢にしていたそうです(どこで聞いた?どこで読んだ?)。
鼻で「深呼吸」すると、鼻の鳴る大きな音がして、鼻孔がつぶれる。口ですると、息をのむ音がする。ふいごの取っ手を引き離すと、空気が入るのと同じように、胸部を正しく広げれば、気圧のおかげで肺はすぐに空気で満たされることを、生徒は教わっていない。
F.M.アレクサンダーによる著書4作の要約 アレクサンダーテクニーク 第1部第3章2避けるべき誤りと覚えておくべき事実P24
けれども、音がしないように息をしようとすると、また新しい違った不必要な緊張が起きる可能性があります。F.M.アレクサンダーの時代にマイクがあったかどうかはわかりませんが、現代は性能の良いマイクで意図せず呼吸の音が入ることもあると思います。息をするときに音がしないようにすることは、本来やろうとしていることとは違います。そうではなくて、ここで言いたいことは、胸を正しく(横隔膜・肋骨・その他)広げると空気は自然に入ってきますよ、ということです。
胸を正しく広げるとはどういうことでしょうか。おそらく、身体がいい感じに整って、呼吸の流れを遮ることなく横隔膜と肋骨が動くことだと思います。そして、鼻と口から一生懸命空気を吸い込まなくていいのです。
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