活動の中で、自分の外のことに「気がついて、立ち止まり、考え、反応を選び、行動する」のは、人によって、できる・できない、があるにしても、わりと多くの人が意識していることだと思います。その一方で、自分の中のことに「気がついて、立ち止まり、考え、反応を選び、行動する」のは、人によって、できる・できない、は確かにありますが、あまり意識に上らないことが多いのではないでしょうか。
自分の外で起こっていることよりも自分の中で起こっていることを大切にしよう、と言っているのではありません。この、自分の中のことに気がつくということは、アレクサンダー・テクニークでは特別なことではなくて、自分の外のことに気がつくことと同じくらい大切なことです。自分の中で起こっていることを通して自分の外を見ているのですから。自分の外にしか意識がいっていないのは、バランスが悪いのです。
そういう意味では、人によって違ってきますが(声掛けはオーダーメイドです)、もう少し自分を大切にしてもいいのかもしれません(当てはまらない人もいると思います)。
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