筋感覚を研ぎ澄ましていくと、慣れてしまって鈍感になっていた痛みを感じるようになっていきます。これは、関節などの身体を悪くして痛めてしまった痛みとはちょっと違います。
関節などの身体を悪くして痛めてしまった痛みは、痛めてしまっているので同じところの痛みが何日も続きます。そのままにしておくとどんどん悪くなっていきそうです(はっきり書けない分野です。病院に行ったほうがいい場合も。)。慣れてしまって鈍感になっていた痛みは、それを感じるようになっても、身体の使い方を良い使い方に変えることができれば痛みはなくなります。習慣・癖となって身体の使い方を良い使い方に変えられないときは同じところの痛みは続くかもしれません。そうでないところは、昨日痛かったのに今日は痛くなかったり、さっきまで痛かったのにそういえば気がついたら痛くなかったりします。身体は常に変化していつも同じ状態ではないんだなーと気づく瞬間です。なので「あれ、ちょっと痛いな」と思っても、この場合は身体を良い使い方にするに留めておいて、それ以上関わらないことです。ちょっと痛いなと思ったところに意識を持ち続けると、そこが関節だった場合、関節がロックされてしまうからです。また、ちょっと痛いなと思うところをかばおうとすると、二次的な障害が起こってしまってこれもよくありません。
筋感覚を研ぎ澄ましていくといろんな痛みを感じるようになって嫌になってきますが(嫌です)、そこを通り過ぎるとどうなるのか。まだ私は渦中なのでこの後が楽しみです(楽しみというのにちょっと無理があるけど)。そうしてこの痛みのお陰で身体を痛めないで済むと思うと、悪くもないかと思うのです(これは本当にそう思う)。
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