3月、Workshop アレクサンダー・テクニークの基本原則(全5回) を大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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腹部内の圧力

アレクサンダーテクニークとは

歌を教わっているとよく耳にする「腹圧」。「腹圧」と言われると、私達は何を考えるでしょうか。そうして、歌の先生は何をやってほしいと思っているのでしょうか。今現在自分の「腹圧」はどのような状態にあるかわかっていますか。そこがクリアになっていないまま自分をいじくりまわしていては正解に近づくことはできません。不必要な緊張を生み出しかねません。


(c)背中が腰のあたりでそりすぎる。
(d)腹部が突き出て、腹部内の圧力が乱れる。


F.M.アレクサンダーによる著書4作の要約 アレクサンダーテクニーク 第1部第3章2避けるべき誤りと覚えておくべき事実P24

上の引用は、呼吸をするときに「避けるべき誤りと覚えておく事実」として箇条書きになっているところからの抜粋です。(c)の背中のことは、直接腹部内の圧力に触れていませんが、(d)の腹部が突き出るのと同時に起こるのではないかとおもって、一緒に載せました。

背中が腰のあたりでそりすぎるとか、腹部が突き出るなんていうのは。現在ほとんどの人にみられる状態です。100年前の(この元になっている本が出たのは1907年です。F.M.アレクサンダーは1904年にロンドンに行きました。その前はオーストラリアで活動していました。オーストラリアでもそうだったし、そこから遠く離れたロンドンでも同じだったということです。そうして現在の日本にいる私たちも同じだということです。)当時の人もそうだったし、それは未だに変わっていません。腹腔内を構成する壁が本来あるべき位置にないので、腹腔が安定していません。その結果、腹部内の圧力が乱れているのです。そう、まずは、乱れて不安定になっている腹部内の圧力を安定させなければいけません。

それには、骨盤底筋群のあたりから横隔膜に至るまでの間、身体が協調的につながっていることが必要です。それは結局、骨盤底筋群のあたりから横隔膜・肋骨・首・口・鼻に至るまでの空気が外に出るまでのどこかが邪魔することなく、身体が丸ごと協調的につながって働いて、呼吸が身体とつながる必要があります。そうすると、腹部内の圧力が安定します。まず、これをクリアしなくてはいけません。

まだ私自身がそこまで到達していないので、推測ですが、もし、「腹圧」を意図的に何かするということであれば、腹部内の圧力を安定させた後の、次の段階です。私達がもしも勘違いをしている可能性があるとすれば、この乱れている腹部内の圧力を安定させることを「腹圧」と言っているのかもしれないということです。    

もう一つ付け加えるとするならば、腹圧は歌う人だけのものではなく、呼吸をする全ての人にあてはまることです。歌うことが健康につながる理由の一つです。


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masako

主婦であり串打ちの仕事もするアレクサンダー教師。 アレクサンダー・テクニークのレッスンを東京都目黒区にて楽しくわかりやすく、伝えていきます。 アレクサンダー・テクニークの理解につながるものはなんでもチャレンジ。ということで、現在は、歌(コーラス多め)、ダンス(soul&lock)、パントマイム(基礎)、をやっていますが、やりたいことが増えてきてます。合唱は高校のときから続けていますが、ピッチパイプを買ったのは最近です。これはハーモニカに似ていますが、吹き方によって音が下がってしまうので、ものすごく自分の使い方を試されます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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