自転車の動きが急に鈍くなり、ペダルを漕ぐのが重たくなりました。なんだろうと思いながら数日走っているうちにどんどんペダルが重たくなるので、自転車屋さんに見てもらおうと思い始めました。自転車屋さんに行こうと思ったそのとき、黒い粉が飛び散ったように自転車に付いていたので、その黒い粉が気になって自転車の観察を始めました。
人の身体にも当てはまることがあります。関節の動きが鈍くなったら、まずはお医者さんに診てもらうことをお勧めします。お医者さんに診てもらって特に悪いところがない場合、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受け付けます。もし整体に通っていらっしゃる方でしたら、その整体での情報を参考にしながらレッスンをしていきます。今回お話するのは関節を固めて本来接触しないものが、摩擦を起こしているときです。
この関節を固めている状態というのは、関節を構成している二本の骨にまたがる筋肉とその周辺の組織が必要以上に収縮しているのです。これは筋肉の不要な緊張にあたります。ここを緊張させたまま動くと関節を構成している骨と骨が近づき、本来接触しないものが摩擦を起こして動きが鈍くなります《ここの説明は専門ではないのであいまいな表現ですみません》。そのままその動作を繰り返していくと症状が悪くなるので、関節にまたがる筋肉とその周辺の組織に不要な緊張をさせないことで(必要な緊張はあります)、関節を固めることなく動作を行うことを身体に教えなければいけません。これがアレクサンダー教師が教えることのできることです。
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