首を縮めて固めると(緩み過ぎも良くないけど)、身体全体の機能が悪くなり、動きが鈍くなることがわかっています。このとき固めていた首を(必要なだけ)緩めると、身体全体の機能が良くなり、動きもよくなります。頭と首と背中の関係が身体全体の機能を左右する、このことをアレクサンダー・テクニークの言葉でプライマリーコントロールといいます。
しかし、頭と首と背中の関係が良くなったら、即、身体全体の機能が良くなるわけではありません。
頭と首と背中の関係が良くなることは、身体全体の機能が良くなるための必要条件ですが、十分条件ではないからです。なぜなら、頭と首と背中の関係が悪かったときに(その状態に対応するために)ついてしまった癖があちこちに残っているからです。身体全体の使い方も変えていく必要があります。
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