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いつもの自分に戻っていく身体

アレクサンダーテクニークとは

キツめのアームウォーマーを外した後、身体全体がホッと緩んでも、固まっていた首の右後ろのところは緩むことなく必要もないのに筋肉が頑張り続けていました。

どうしたものかと動かしてみたりするのですが、何も変わりません。end-gaining(結果至上主義)状態です。

そこで思いだしたのが、人間の身体は何かいつもと違うことが起こると、身体自身にいつもの状態を保とうとする働きが起こるということです。それは短く縮んでしまったところが一時的に長くなっても時間が立つと短く縮んだ自分に戻ってしまうことだと思っていました。

それは反対のことにも働くのではないかと考えました。つまり、普段長く広くなってるところが一時的に短くキュッと縮んだとしても時間が経てば長く広くなっていた自分に戻るのではないか(なんか既にアレクサンダー・テクニークの学校で教わったことのような気もするけど、それがどういうものなのかを体感して自分のものとなったのが今、ということ。)ということです。低反発のクッションををぎゅっと押しつぶしたときのように(仕組みは違います)。ただ、私はそのキツいアームウォーマーをほぼ一日つけていたので、これが一時的なものかどうかは程度によります。

そこで、身体を動かしてみるのは諦めて、しばらく放っておくことにしました。もちろんそのアームウォーマーはつけません。それでも私は日常的に息をしたりご飯を食べたりするのと同じように、日常的に身体を長く広く良い使い方ができるように考えているつもりなので、それは放ってないでしょ、やっているじゃないかと言われそうです。それでも私のそれは首に特化したものではなく日常生活全般にわたるものなので、首に対しては普段からしている働きかけはするものの、それいじょう特別なことはしない、という意味で放っておくのです。

それから一週間と少し経ちました。思い出す度に首を回して確認していたのですが、日が経つごとに首の痛みはなくなり、今では痛みはなくなりました。

masako

masako

アレクサンダー教師始めました。 東急東横線学芸大学の近くでレッスンします。

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