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バレエのバーレッスン

アレクサンダーテクニークとは

体重をかけたり寄りかからないようにしながら、壁に手をついたりテーブルに手を置いたりして、接点が増えると、身体が安定します。片足で立つとか苦手な動きもふらふらしないでできることが多いです。

これは、今の私には説明できないのですが、気のせいではなく、間違いなくサポートを受けて安定します。壁やテーブルに体重をかけないで手を置くのは、その先に壁やテーブルに置いた手を離すという手順が待っているからです。体重をかけて壁やテーブルに寄りかかっていてはいつまでたっても自分でできるようになりません。

以前にこれは、プールでビート板を使いながら泳ぐ練習をするときみたいだと書いたことがあります。

その後、しばらく気になっていたのは、バレエの練習でバーレッスンというものがあるということでした。写真で見たことしかないのですが、考え方は同じではないかと思うのです。バランスをとるのが難しい動きでも、よりかからないようにしてバーに手を置くことで、実際にバーからのサポートを受けることができます。サポートを受けながら、必要のない緊張(キュッと身体を固める反応のこと)を起こさないようにしながら、本来その動きに必要なところを使うことを身体に覚えてもらうのです。寄りかからないようにするのは、その後、バーから手を離すという手順があるからです。

もう一つあります。パントマイムのレッスンでのこと。初めてする動きの時、「慣れるまで、そこの柱に手をついて練習するといいわよ」と先生の声がかかりました。そのとき、私のそばには壁もテーブルもなく、あったのは柱でした。これもきっと、同じように柱のサポート受けながら身体の使い方を身に着けて、ゆくゆくは柱から手を離していきましょう、ということなのだと思います。


<本文中に関連するリンク>

動きの中の不要な緊張をやめる(inhibition/インヒビション)に関する記事

余計なことは何もしない(non-doing/ノンドゥーイング)に関する記事

masako

アレクサンダー教師。 アレクサンダー・テクニークのレッスンを東京都目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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