心(思考に近いかもしれません。身体が反応する前に頭の中を何かが通るときのことを表しています)が身体の邪魔をしてしまうことがあります。けれども、本当は心には身体の邪魔をしてほしくない。その身体を邪魔してしまうなにか(多分それは不必要なもので、なくても問題ないと思われる)を取り除いていくのがアレクサンダー・テクニークの考え方です。この場合は心と身体が近すぎるので、少し距離をおきます。実際は身体が反応する前に考えてしまう内容が原因なのですが、近すぎるというのは、考えてしまう内容がワンパターンになってしまいoutputを選ばないまま反応をしてしまうということです。他の反応を選ぶために距離をおいて時間をとって違う視点で考えなおします。近すぎるから距離をとるというあたり、肩が腕の邪魔をしないようにする(身体の各部位どうしが邪魔をしないようにする)ときと少し似てる気がします。
では、身体が心の邪魔をしてしまうときはどんなときか。身体が良くなると心も良くなるという逆のパターンです。リンクにもはりましたが、首を縮めて固めていたことが心に影響を与え続けていたらしいという私の体験です。
<本文中に関連するリンク>
心が身体の邪魔をする(心と身体はつながっている)に関する記事
毎回前傾してから後ろに行くのはベストではありません。アレクサンダー・テクニークでは前傾してしまう要因を除きます。...
身体の各部位はつながっているのでお互いに影響し合います。でも、邪魔をするのではなくて、楽に動けるように助けてほしいのです。...
帯状疱疹はその痛みのために身体を固めがちです。身体を固めてしまっても、レッスンを始めるのは痛みが治まってから。...
職場の上司が怖くても、キュッと首や身体全体をこわばらせることなく、その後の仕事の中身でもって理解していることを伝えることをお勧めします。...
こけて倒れていく自分に抵抗しないことが上手にこけることにつながるのではないかと思いました。...
野生の動物がそんな状態でいたらあっという間に襲われて食べられてしまうので、動物としては自然にありうる姿ではないのではないか、そんな気がします...
これは「思考」が身体の邪魔をしている一つの例です...
外と意識が繋がっていないときは、手を振っても声をかけても気が付きません。しかし、目は周りを見て周りの音を聞きながら、考え事はできるということ...
身体が心の邪魔をする(心と身体はつながっている)ことをテーマの中に含む記事
首を縮めて固めることが、それもずっと日常的に固め続けていただろうことが、見えている景色をゆがめて心の邪魔をしていた一つの例です。...
考えることに責任をもつに関する記事
感情がやってきても止まって考えることができて、その反応を選ぶことができれば解決します。感情ではない別の何かの刺激に対する反応も同じことです。...