スランプをgoogleで検索してみました。
一時的に、調子が出ない、または取引が不景気な状態。不振。不調。
Oxford Languages and Google
一時的に調子がでない、ということは、今までは調子が良かったということです。実際にはその事実だけではなく、落ち込んだり、焦ったり、などなどの心理的不調の意味合いも含んで言うことが多いように思います。
アレクサンダー・テクニークの視点からすると、一時的に調子がでないという現在の結果と、調子が良かった以前の結果を比べています(結果至上主義/end-gaining)。表に見えている、ときによっては他人から見えるような結果しか見ていません。
アレクサンダー・テクニークを学ぶと、こういうことはあまり起こらなくなります。なぜなら、一時的に調子が出なくなったときは、今現在の調子が出ないときの自分の観察を始めるからです。観察をしてデータを集めて今の自分に変えられることはないか、探します(手段/means-whereby)。そこには、落ち込みや焦りを感じないために、周りの人からすると、「こいつ、本当にやる気あるのか。」と見えるかもしれません。けれども本人は、試行錯誤しています。そうして、調子が良いときには良いときの理由があり、調子が悪いときには悪いときの理由があります。
調子の良い時と悪い時を行ったりきたりするのは誰にでもあります。それを、スランプと呼ぶかどうかはその人次第ですが、アレクサンダー・テクニークを学んだ人には、調子の良いときも悪いときも同じ自分であり、結果だけをみて落ち込んだり焦ったりすることは少なくなります。それが周りの人に迷惑をかけるのであれば、なおさら、自分の観察をしてできるだけ早く解決方法をみつけることです。
スランプについて考えるきっかけになった記事
<本文中に関連するリンク>
結果至上主義(end-gaining/エンドゲイニング)に関する記事