5月、Workshop F.M.アレクサンダーのストーリーを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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拮抗する

アレクサンダーテクニークとは

トレーニーの時によく耳にしたのは、「オポジション」英語に馴染みがない私にはなんのことかわかりませんでした。あと、先輩がよく口にしていたのが、あらゆるところが上にも向かうし下にも向かうとか、360℃広がっていく身体とか。あまりにも漠然としていてとらえどころがなかったのですが、どうやらこれらは拮抗するということで成り立つことなのではないかと思い始めています。学校の先生は拮抗するという言葉を使っていました。

軟口蓋が上に上がるときは、軟口蓋が一人で勝手に上がるのではなくて、どこかが下に向かって拮抗することで軟口蓋が上に上がることができるのだということです。目を見開くときにも、実際は目だけではなくて頭蓋骨のいろんなところが上に下に後ろに前にいくことで目を見開くと呼んでいる何かが起こるのです。呼吸のときに働いているであろう横隔膜。これも横隔膜が一人で動くことはなくて、この場合は腹腔を包む筋肉群が拮抗することで(他にもいろいろ関わっているところはありそうですが)呼吸ができるのです。

その最たるものは重力と直立すること。まずはこれ。upです。重力に負けて落ちてしまう人が多いのですが、もともと身体がもっているものなのでそんなに大変なものではありません。身体が忘れているから、思い出すのに時間がかかるのです。これができてやっと、他のところが安心して拮抗できるのです。


<本文中に関連するリンク>

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masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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