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拮抗する

アレクサンダーテクニークとは

トレーニーの時によく耳にしたのは、「オポジション」英語に馴染みがない私にはなんのことかわかりませんでした。あと、先輩がよく口にしていたのが、あらゆるところが上にも向かうし下にも向かうとか、360℃広がっていく身体とか。あまりにも漠然としていてとらえどころがなかったのですが、どうやらこれらは拮抗するということで成り立つことなのではないかと思い始めています。学校の先生は拮抗するという言葉を使っていました。

軟口蓋が上に上がるときは、軟口蓋が一人で勝手に上がるのではなくて、どこかが下に向かって拮抗することで軟口蓋が上に上がることができるのだということです。目を見開くときにも、実際は目だけではなくて頭蓋骨のいろんなところが上に下に後ろに前にいくことで目を見開くと呼んでいる何かが起こるのです。呼吸のときに働いているであろう横隔膜。これも横隔膜が一人で動くことはなくて、この場合は腹腔を包む筋肉群が拮抗することで(他にもいろいろ関わっているところはありそうですが)呼吸ができるのです。

その最たるものは重力と直立すること。まずはこれ。upです。重力に負けて落ちてしまう人が多いのですが、もともと身体がもっているものなのでそんなに大変なものではありません。身体が忘れているから、思い出すのに時間がかかるのです。これができてやっと、他のところが安心して拮抗できるのです。


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masako

masako

アレクサンダー教師始めました。 東急東横線学芸大学の近くでレッスンします。

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