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Something comes to mindあんなことやこんなこと

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目的地までの道のりを分解する

アレクサンダーテクニークとは

何かやりたいことがある、テーマがある。それを実現させるのに必要なことは何か。

  • 10分で10本の串を打つ。
  • ダンスの振りを速く動けるようにする。
  • レポートを書く。
  • 声を出す時にupを失わないようにする。
  • 良い包丁で無理なく肉を切る。

いろいろあるけど、どれもend-gaining(結果至上主義)にならないように考えます。10分で10本の串を打とうとしたときに、ただ「10分で10本の串を打つ」ためにやみくもに手を動かしても、時間内になかなかできないまま身体を痛め、結局串打ちそのものができなくなってしまいます。

身体を痛めては元も子もないので、まずは身体を痛めない串の打ち方を見つけます。身体を痛めないようにというのは、この後考える全てのことの前提です。効率のよい包丁の使い方を見つけます。包丁を持ったり置いたりの回数をできるだけ減らして切れるものはまとめて切ります。串の効率のいい数え方を探します。計りの上に乗せてグラム数を確認する回数を極力減らします。串を一本ずつ取っていたのをまとめて束にして握ります。袋からちょこちょこ出していた肉を全部出しちゃいます。先輩のやっているのを見て真似できそうなところは真似してみます。身体を痛めないようにそれらをやってかなり時間を縮めました。この後何が残っているのかと思った時に思いついたのが意識の持ち方でした。例え目の前の肉のことであろうと、思考の中に意識が入り込んでしまうと、ハッと気がついたときには一本打つのに何分かかってんだということが起こります。これはアレクサンダー・テクニークの実習の時に時間をコントロールするのに何度もやってきたことです。まだ10分で10本は打てていないので、考えるべきところは他にないかこれからも探していきます

そんな感じで、「10分で10本の串を打つ」までの道のりにたくさんの段階があります。それは先輩が提示してくれることもあれば、自分でみつけることもあります。

means-whereby「手段」「ミーンズ・ウエアバイ」
meansは方法、手段であり、全体で「何かをするための手段」という意味になる。いい結果を出すこと、目的を達成することに一足飛びで行こうとする振る舞いに対し、そのプロセスの重要性に目を向けることである。

アレクサンダー・テクニークある教師の思索 P249

<本文中に関連するリンク>

結果至上主義(end-gaining/エンドゲイニング)に関する記事

手段(means-whereby/ミーンズウエアバイ)をテーマの中に含む記事

引用元の本

masako

masako

アレクサンダー教師始めました。 東急東横線学芸大学の近くでレッスンします。

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