アレクサンダー・テクニークのレッスンで声を出す手順には(ささやき声のアー/Whispered Ah)というのがあります。これは他の動きと同じく声を出す練習をしているのではなく、声を出す過程のどこで何をやっているのかいないのか、を考えるための手順です。
本当はこの話をするべきなのですが、今の私には(ささやき声のアー/Whispered Ah)について説明できるものがありません。現在はフースラーを教わるという寄り道をしていますが、先生に教わっていて思うところは、ベースになっている考え方は共通するものがあるのに、実現するまでに至る道のりも考え方もアレクサンダー・テクニークとは異なります。
そこで、フースラーで教わったことを、実現するまでの道のりにアレクサンダー教師としての解釈を加えています。すでに書き始めてしまっていますが、ここのブログに書いている声のことは、そういう意味では、純粋なフースラーでもなければ、古典的なアレクサンダー・テクニークでもありません。アレクサンダー教師としてアレクサンダー的に解釈した段階でアレクサンダー・テクニークだと言えば、そうなのかもしれませんが、私独自の別の何かです。
ということで、フースラーのようなアレクサンダーのような声の世界にお付き合いください。