5月、Workshop F.M.アレクサンダーのストーリーを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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正しくあろうとすること

アレクサンダーテクニークとは

ダンスで苦手な動きを教わっていて思いました。正しい動きがどういうものかわからないのに正しくしようとするのは無理です。正しくあろうとしている人は、頭で考え込んでしまっていて動きも遅くなります。そして明らかにそれは正しくないのです。

頼むから、わざと間違えようとしてみてくれ。万にひとつのチャンスで正しいかもしれないのだから。

アレクサンダー・テクニークある教師の思索 P18

そういうレッスン生を見ると、「間違っていてもいいからとにかく動いて」と声をかけるわけですが、これ、以前に書いた「力が入ってもいいからやって」に似ています。

力が入っても(間違っても)いいからやって」と声をかける先生が何を思ってこの声掛けをするのかです。考えすぎてしまって袋小路に入ってしまったレッスン生を救助するために声をかけるまでは同じです。その声掛けを聞いて力が入った(間違った)まま動いているレッスン生をそのままにしてはいけません。その声掛けをした先生は、「力が入っても(間違っても)いいから」と言うからには、レッスン生が力が入っても(間違っても)いいからやって起こったことに対して何かしらの対応をとるべきです。そのレッスン生に自分で自分に入ってしまう不要な力をなくして正しい方へ持っていく能力があれば別です。そのことを知っていてその可能性があるのであれば、レッスン生に任せるという選択肢もあります。


<本文中に関連するリンク>

引用した文は下のリンク先にある文庫本の18ページにあります。(外部サイト)

力が入ってもいいから動いてと言われて動くことに関する記事

思考の癖をやめる(inhibition/インヒビション)に関する記事

心が身体の邪魔をする(心と身体はつながっている)に関する記事

思い込み(思考が身体の邪魔をする)に関する記事

masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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