アクセサリーの鎖を人間の骨に見立てます。


上の1と2を交互に繰り返してみると、2の動きが悪いことがわかります。それを目を閉じて鎖を見ないで同じことをしても2の動きが悪いことは手を通して伝わってきます。このアクセサリーの鎖が繊細にできていて壊れやすい場合、2の鎖を動かす手は壊れないように気を使いとても慎重になります。壊したくないものであればあるほど、動きが悪いからといって力づくで動かすことはできません。
人間の身体も同じです。一見丈夫なように見えるのは、変わっていく状況に応じて身体全体が助け合ってなんとかできてしまうからです(アクセサリーの鎖はなんとかできないので壊れます)。でも、それは一時しのぎです。人間の身体はとても繊細で壊れやすく大切なものです。身体に置いた手はとても慎重であるべきです。動きが悪いからといって力づくで動かしていいものではないのです。
アレクサンダー教師の資格をとるための訓練は最低3年間1600時間以上かけて行われます。資格取得前の訓練の時期でさえも、先生の許可がでるまではレッスンとしてクラスメートの身体に手を置くことは許されません。人間の心を含む身体全体を取り扱うのに繊細なものを必要とするからです。
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