今、首は固まってる？固まってない？と聞くこと

気になるのはわかります。しかし、これは今の自分の身体がどのような状態かわからないから出る質問です。わからないのだから、再現することもできないし、避けることもできません。今固まっているのか固まっていないのかの情報が頭に入ってきたところで次に活かすことはできないのです。

もう一つ、今固まっているかどうか質問している間に時間は過ぎていき、自分の状態も変わっていきます。質問した瞬間の自分は既に過去のものになっていき、現在の自分にその時の自分は残っていません。

そしてアレクサンダー教師が手を置くことによって、身体に直接アプローチしている以上、身体より先に頭が理解することはほとんどありません。現在の自分に最善のことをするしかなく、わかる瞬間はそうしているうちにやってくるのです。

<本文中に関連するリンク>

感覚的評価の不確かさに対する認識に関する記事

2024.01.23 2024.11.17

最初は考えていることと身体の感覚が一致しないことが多い

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは新しい身体の使い方を行ったり来たりしながら自分の身体の感覚をを取り戻していきます。

筋感覚に関する記事

2024.02.02 2025.03.02

筋感覚を研ぎ澄ます身体の使い方の職人

アレクサンダー・テクニークのレッスンは、筋感覚を研ぎ澄ましていくからこそ、身体を使うあらゆるもののベースになるのです。

2024.02.03 2024.11.17

首は筋肉が伸びていないと関節は曲がりにくい

首も背骨もその可動域が最大限となるには、その関節を構成している骨と骨にまたがる筋肉が伸びている必要があります

2024.02.04 2024.12.31

筋感覚を研ぎ澄ましてフースラーを実践する

アレクサンダー教師の手を使って筋感覚を研ぎ澄ましていくことでフースラーを実践してみようと思います

2024.02.17 2025.06.19

身体の感覚を取り戻していくと、鈍感になった痛みも戻ってくる[2025/6/19追加]

筋感覚を研ぎ澄ましていくといろんな痛みを感じるようになってきますが、この痛みのお陰で身体を痛めないで済むと思うと、悪くもないかと思うのです

2023.11.30 2025.06.19

自意識の芽生えと同じらしい[2026/6/19追加]

最近は身体が敏感になってきたのか、前まではなんとも思わなかった動きに違和感を感じて、それが嫌で嫌で仕方がないのです。

2024.02.14 2024.11.18

アレクサンダー・テクニークとマッサージ・指圧が混同されてしまうわけ[2024/7/6修正]

アレクサンダー教師・マッサージ師・指圧師ともに筋肉の不要な緊張をとることで、受ける側は楽になり癒やされたと感じます。ここが混同される一つの点です。

2024.07.20 2024.11.16

育てたい筋感覚

アレクサンダー・テクニークで求められている感覚は、実際には筋肉だけのものではないかもしれません。筋感覚という表現がいいのかどうかわかりません。けれども、アレクサンダー・テクニークのレッスンにおいて...

2024.08.17 2024.11.17

良い使い方の自分と間違った使い方の自分

先生の手で自分の身体を良い使い方に持っていってもらった場合、自分ではそれを維持できないので、自分の身体はその都度良い使い方の自分と間違った使い方の自分を行ったり来たりします。

2025.03.31 2025.06.02

自分の手腕とか足脚とかへの意識

自分の手・腕や足・脚のことが、少しばかりクリアになってきました。今までの自分は、手や足の存在が霧の中に隠れて見えていなかったような感じです。

2025.04.01 2025.04.06

今自分が何をやっているのかがわからない人への声掛け

自分が自分で何をやっているのか分からないでいるレッスン生には、自分がやっていることが間違っていることに気がつく必要があり、そのために自分が何をやっているかが分かるようになる必要があります。