肋骨が持ち上げられて広がると横隔膜は収縮して下がります。胸腔が広がると、空気が勢いよく流れ込み、肺を満たし吸気となります。肋骨が普通の位置に戻ると横隔膜は弛緩して上昇し、空気が押し出され、呼気となります。
イラストで知る発声ビジュアルガイド P6
この引用からわかることは、肋骨の働きに合わせて横隔膜が働き動くということです。ということは、反対に横隔膜が働いているときには肋骨も働いて動いているはずです。
ここからわかることは、腹式呼吸のときには横隔膜だけで呼吸していることはありえなく、肋骨も働き動いています。同時に胸式呼吸のときにも肋骨だけで呼吸しているわけではなく、横隔膜も働き動いているはずです。
私もそうですが、動いているべきところが動いていないことが多いです。ここから先は私個人の考えです。腹式呼吸、胸式呼吸それぞれ大切な意味があるかもしれませんが、まずは肋骨と横隔膜両方動かしましょう。腹式呼吸、胸式呼吸というのは、その次の段階なのだと思います。
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