アレクサンダー・テクニークのトレーニーで学生だった頃、「複数の人が部屋の中をあるき回り、すれ違う人と挨拶をする」というものがありました。
そうするとよくあるのが、挨拶をしようと思っている相手が挨拶にこたえてくれない場面です。このように説明をすると、相手に無視されたかのように聞こえます。
実際はどうなのか。挨拶にこたえてくれなかった相手は自分に気がついていなかっただけかもしれません。別の誰かと挨拶をしていたために向こうを向いていたのかもしれません。自分とぶつかりそうになったためによけたのかもしれません。
自分のことも考えてみます。自分が右を見ていたために左にすれ違った人に気がつかなかったかもしれません。左の人と挨拶しているときに右に誰かがいたかもしれません。部屋の広さにもよるけど、ぶつかると思って、近づいてきた人をよけることもあります。
先生は、「相手がこっちに気が付かなくて通り過ぎてもがっかりしない。いつまでもそこにかかずらわない。」と声をかけます。生きていく中で様々な人と出会い、かかわっていくのも、そんなものかもしれません。受けとる刺激も、考え方しだいで、反応を選ぶことができます。
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