トレーニーのときに先生に問いかけられました。「歩いていて先につくのはかかと、つま先、どっち?」こういう問いかけがあるということは、かかとが先につく人もいれば、つま先が先につく人もいて、どっちかわからない人もいるからでしょう。私はどっちかわかりませんでした。つま先が先じゃないか、とその時は思っていました。
先生がそういう問いかけをするということは、どこかに答えがあるのでしょうが、先生は答えを教えてくれませんでした。答えを教えてくれなかったのはその答えを目指して結果至上主義(end-gaining)になってしまうのを避けるためではないかと思います。
今の私は「歩いていて先につくのはかかとだ」と言えます。先生と答え合わせをしてはいませんが、今の身体はそうなります。自分のどこかにこれでいいのだという思いもあります。それでも、誰かと確認したいところです。
脚の後ろ側が緩んで伸びたのか、足の上に乗る重心の位置が変わったのか、股関節周辺の関係が変わったのか、その他の何かが変わったのか、思いつくことはいろいろあります。しかし、かかとから先に地面につくようになったのは全ての結果であり、因果関係を一つに絞ることはできません。
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