整骨院で教えてもらったことは、右脚が股関節から外旋したままだということでした。アレクサンダー・テクニークでは、この場合右脚を内旋させることはしません。アレクサンダー・テクニークでは違う考え方をします。
脚が骨盤に対して外旋しているために、内旋させるトレーニングをするのは1-2-3の流れです。しかし、1.でコップ(脚)にかかっている右向きの力は不要な緊張であることが多く、3.では更に不要な緊張を左向きに加えている上に右向きの不要な緊張は無くならないというのが、アレクサンダー・テクニークの考え方です。ここから先右向きの不要な緊張と左向きの不要な緊張をかけ続けることになります。
アレクサンダー・テクニークでは、教師が手を置くことでその力が不要な緊張であるかどうかを感じ取ります。その筋肉の力が不要な緊張であった場合、それを除くよう身体に教えます。その流れが4-5になります。これは脱力ではありません。必要な緊張はあります。
家が傾いている時と考え方は同じといえるかもしれません。
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