貧しさに困っている人をを助けるには、お金・食べ物・服をただ与えるのではなくて、自分でそれらを生み出す技術を教えることが必要だという考え方があります。そうすることで自立し、それを続けることができるようになるからです。
F.M.アレクサンダーは子供を育てるときにも同じことが言えると本に書いています。アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、対象がお金・食べ物・服ではなくて自分の使い方になりますが、同じことがいえます。だから、アレクサンダー・テクニークは教育なのです。その仕事は教師なのです。つまり、アレクサンダー・テクニークのレッスンには終わりがあります。終わりを決めるのはアレクサンダー教師かもしれないし、レッスン生かもしれません。もちろん続けることも可能です。