準備をしたうえで動くということは、背中の筋肉群を使って、身体全体が手伝い合いながら動くことです。そうして背中の筋肉群や身体全体は動く場所より先に動きます。
この準備もなしに腕を動かすと、背中の筋肉群も身体全体も次に何が起こるのか知らないままいきなり腕が動き出すので、身体全体をつかうことなく腕だけで腕を動かそうとすることになります。
おそらく声を出すときも同じ。準備をして身体全体を使って声をだすなら、喉のような声帯周りは頑張らなくてもいいはずです。準備もなしに声をだそうとすると、声帯周りの仕組みが自分たちでなんとかしなくてはいけなくなり、喉だけでがんばって声をだしてしまいます。