行動主義心理学では刺激と反応のように見えるものを扱うそうで、感情や思考は本当にそうなのかどうかわからないから見ないとか。それを批判するように新行動主義心理学ができたらしく、「シン(100年前です)」の方は刺激と反応の間にあるものも扱うそうです。
アレクサンダー・テクニークは刺激と反応の間にあるものも扱います。扱うけれども、アレクサンダー・テクニークのレッスンにおいてその間にあるものがどんなものかはあまり重要ではありません。その間にあるものに責任をもつのはその人本人だからです。そうして、刺激と反応の間に反応を選ぶための時間があれば良しとします。一方、刺激と反応の間にある思考をすっ飛ばして、選ぶことなく反応してしまうのは、全てが悪ではありません。けれども、反応を間違えてしまうことが起こる可能性があるので、そういうことをなくしていこう、という取り組みをしていきます。刺激と反応の癒着をはがしていきます。
<本文中に関連するリンク>
刺激と反応に関する記事
心理学に関する記事