頭を右に倒すときに首が痛くて途中までしか倒すことができません。
これは以前からあったものが筋感覚がとぎすまされてきたことで表面化してきたものなのか。串打ちの仕事をしていて自分では首を縮めないようにしているつもりが実は縮めていて痛くなってきたのか。他に気づかない何かをやってしまっていたのか。いろいろ考えてしまうのですが、アレクサンダー・テクニークで自分を良い使い方にしていくにはどの情報も役に立ちません。普段から首を楽にとか、串打ちの仕事のときにも首を楽に、と思うくらいです。
首を楽にと考えるようになってから良くなったことがたくさんあったし、教師資格もとったことから、自分では首をそれなりに(あいまい)いい方にもっていけていると思っていました。それがそうでもなかった(ここもあいまい)ということです。私の筋感覚は研ぎ澄まされていく途中で(あってほしい)まだまだ自分が意図していることと身体が実際にやっていることが一致していない(感覚認識の不確かさ)ということです。
指圧やさんに行ってほぐしてもらってきました。いい指圧師さんだったと思います。それでも、施術が終わる頃にはまた首の痛みが戻ってきました。自分には首を縮めて固めている自覚がないのでどうすることもできません(習慣の強い力に対する認識)。無意識で自動的に起こってしまう習慣となってしまっているのです。
まずは、自分の首が痛くならない場所(頭と首と背中の関係・位置づけ)・時(何かをしている時・していない時)を探すところからです。その場所が見つかれば、そこから首をクッと固めてしまう瞬間に気づいてそれを止める(inhibitionインヒビション)ことができるからです。
-続く-
<本文中に関連するリンク>
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