5月、Workshop F.M.アレクサンダーのストーリーを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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首が楽になったら大勢の中に入っても苦痛ではなくなった

アレクサンダーテクニークとは

アレクサンダー・テクニークのレッスンに通い始めた初期の頃のことです。首を楽に長くしていられることを教わりました。一応教わったので、いろいろなところで試してみるわけです。

一ヶ月に一回くらい顔を出していた大学の集まりがありました。何か役割があるわけでもなく、ただ参加しているだけでした。なので気楽なはずなのですが、当時は人の集まりの中に入っていくだけで苦痛だったのです。皆前を向いて座っている中空いている席を探して座るのです。それだけなのに意識の中でその背中から痛くて冷たいものが突き刺さってくるのでした。

そこで部屋の中に入るときに、首が楽で長くなることを試してみたのです。最初の一回はそんなでもなかったのですが、それを繰り返すうちに周りから突き刺さってきていた何かわからないものがなくなっていきました。その突き刺さってきていたものは自分の中で作り出したものだったのです。まだアレクサンダー・テクニークのレッスンは通い始めたばかりだったので、首のことしかやっていません。それでも違いました。

首を縮めて固めることが、それもずっと日常的に固め続けていただろうことが、心の邪魔をしていた一つの例です。

この首を縮めて固めることには最初は何か理由があったのかもしれません。しかし、アレクサンダー・テクニークはそういった昔のことに遡って原因をさがすことはしません。[集団の中に入っていく]という刺激が[首を縮めて固める]という無意識で自動的な身体の反応と一対一の関係になってしまっているので、その刺激と反応の癒着をはがすというのが、アレクサンダー・テクニークの考え方です。[集団の中に入っていく]という刺激がやってきたときに、[首を縮めて固める]という無意識で自動的な身体の反応を止め、その代わりに違うことかできるということを身体に思いだしてもらいます。そうして自分の使い方が良くなることで結果的に心も良い方に向かうのです。


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masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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