消しゴムでやフリクション(摩擦熱で消えるボールペン)で文字を消すとき、どうやって身体を使っていいのかずっとわかりませんでした。どうしたって肩から先の腕でしか字を消すことができなかったからです。
久しぶりに字を消すことを試みてみました。背中を使うことを意識するようになってから何かが変わったかもしれないと思ったからです。そうして、腕だけでなく身体全体で字を消すことを考えたら、今までと違うことがわかりました。背中とお腹が上に引き上がるように働いて(多分お腹を固くするのとは違う)その結果胸が上がる(あくまでも結果です)のがわかりました。フースラーの先生が言ってたとおりの動きを身体がしていました。筋感覚も以前よりは研ぎ澄まされてきたように思います。
では、字を書くときはどうなのだろうと思って字を書いてみました。身体を使わなくても字が書けてしまう。ある時「肩が上がっているかもしれない」と考えて、肩を下ろしてみました。そのとおり、肩は上がっていたのです。やってみるまでは、肩が上がっていることにすら気がついていなかったこともわかりました。そうして肩を下げたとたんに、字を書く手の動きに背中とお腹を含む身体が連動して動き出しました。背中とお腹が上に引き上がるように働いてその結果胸が上がったのです。
これって何かに似ている。ピアノを弾くときかな。
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