ある日目がさめたら右腕が動きません。冷房をかけて寝るようになったから冷えたのか?いや、これはきっと寝違えたんだ、と思うことにしましたが、どうやら五十肩っぽいです。1年前になったときのことを思い出して、背中、背中、背中。腕だけにならないように背中を使うこと、これが一番です。やっていたつもりでも、いかに背中を使えていないかに気づく場面の一つです。もう一つ気をつけていることは、痛くなる動きをしないことが一番ですが、腕を動かそうとして痛くなった瞬間に身体の他の部分をキュッと縮めないことです。縮めたところで痛みがおさまるわけではないからです。身体はそのままで、あー、痛いなー、と思っていればいいのです。これは少し練習が必要かもしれません。
腕の筋肉の負担が減れば楽になるのか、と考えたときに思いついたのが、反動をつけて勢いで腕を動かす方法です。これは、今までアレクサンダー教師としておすすめしてこなかった腕の動かし方です。それは、本来使うべき筋肉を使わないで済んでしまうからです。反対に、本来使うべき筋肉を使いたくなければこれでいいのでは、と思ってやってみました。いけました。一番上まで腕が上がるし、左右にも振れます。これは、肩の関節を痛めていなかったのだと思います。筋肉を使わないようにすると、腕を動かすことができました。関節そのものを痛めてしまっている人は、これはやらないほうがいいと思います。お医者さんに行きましょう。
もう一つ試してみたのが、壁のサポートを受けて腕を動かす、または特定の場所で固定する方法。髪を結ぶときに手を上げたままにしなくてはいけなかったので、考えた末に思いついたのが、上に上げた腕を壁に預けることです。上に上げることそのものはできるからです。その状態で壁に腕をあてて髪を結びました。腕を上に上げたまま肘から先を動かすことは問題なくできました。ここらへんは人によってその症状によって異なってくるものと思われます。
この反動をつけて動かしたり、壁に腕を預けたりするのは、この時期の一時的なものです。痛みがおさまったら、反動をつけるのをやめて自分の筋肉を使って動かします。
医者ではないので、わからないのですが、痛くてもいいから筋肉を使うことが動かす目的なのであれば、上に書いた私の試みは意味を持たなくなります。
-続く-
<本文中に関連するリンク>
1年前(去年の10月だった)の五十肩
反動をつけて動いたり、ゆっくり動いたりすること
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