五十肩の一番大変な時期が1週間くらいで過ぎ去り、日常生活で困ることはなくなりました。一方で背中を使っているのかどうかの基準であった痛みも薄れていってしまいました。
まだ痛みがあったとき、左右の肘が互いに離れていくように、左右の肘を外へ向かうようにすると、背中が意識しやすくなりました。そうして腕もいくらか(五十肩の最中は完全には楽にならない)楽になったのです。五十肩の痛みが薄れてからも、冷蔵庫の扉を開けるとき・ビンの蓋を開けるとき・水道の蛇口を開け締めするとき・引き出しを開けるとき・フライパンを持ち上げるとき・洗濯物を干すとき、「背中、背中、背中」とやっています。
これは腕を使わないということではありません。背中の筋肉群を使うことで不必要な緊張を極力減らした必要最小限に近い力で腕を使うということです。これは腕をなまけさせているわけではありません。腕に余裕ができることで今までできなかったこと(腕で作業をするだけではない+αな何か)ができるようになるのです。肘が外に向かって離れていくということは、背骨の両横にある鎖骨・肩甲骨・肩関節(詳細は専門家へ)・上腕・肘関節・前腕がそれぞれいい感じで距離を取って離れてくれるので、関節を構成している組織を互いに押し込むことなく不必要な摩擦が少なくなります。
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