5月、Workshop F.M.アレクサンダーのストーリーを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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フースラーのレッスンはアレクサンダー・テクニークの首に近いところを狙っている

アレクサンダーとフースラーとヴォイスワーク

フースラーのレッスンでは声帯周りのことを丁寧に見ていきます。もちろん、声帯周りのことは全身のバランスの中に位置づけされているようですが、アレクサンダー・テクニークの側から考えると、その(フースラーの)レッスンは(アレクサンダー・テクニークにとって)必要なところをすっ飛ばして心と身体が整った前提で声帯周りにいっているようにみえます。しかし、心と身体を良い状態にもっていけるようになってから声帯周りにいくようでは、声のレッスンにたどり着くのは何年先かということになります。

実は、顎・舌・喉・声帯などは身体の中でも首にもっとも近く、影響し合っています。身体のどこも全て影響し合っているのですが、首に近いがためにその領域がかぶると思われます。つまりフースラーの[喉をしめないで声を出す]レッスンは、アレクサンダー・テクニークでいうところの[首が楽で自由になる]を別の視点から取り組んでいるようなもの。歌うことが心と身体にいいというのは理にかなっています。F.M.アレクサンダーが喉のトラブルを克服することからスタートして心と身体の健康にたどりついたのもさもありなんです。

ただ、首だけにならないように全身のバランスは忘れないようにする必要はあります。喉をしめないようにする過程で、不要な緊張を生じては意味がありません。そういう意味ではアレクサンダー・テクニークの要素は最初から必要です。

アレクサンダー・テクニークが先か、フースラーが先か、悩むところです。両方並行して進むことができれば一番いいのかもしれません。


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masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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