字を書くときに、肩を上げないことを考えたら指先と身体全体(背中やお腹やその他のところ)が連動して動き出したことがあります。
パソコンでキーボードを打つときも、今までの自分の使い方では身体全体が連動しないことに気が付きました。手と身体全体のつながりを感じることができるようになった今は、なんとかしてそこをつなげたいと思いました。そうして、自分の手首が机の上に乗っかっているのを見て、試しに手首を机から浮かせてみました。すると、今までにない感覚だったので少しとまどいましたが、しばらくすると馴染んできて、身体全体が連動し始めました。と同時に、腕も使っている感覚が生じたので、腕も使っていなかったんだな(手首から先だけ)と思いました。
手首を浮かせるので、人によってはその状態を保とうとして手首に力を入れてしまうかもしれません。そうすると、手首を受かせていても、手首で運動が遮られてしまうので、手先だけの動きになってしまいます。手首を固めっぱなしというのもあまりいい状態ではありません。
パソコンを使う人のために、パームレスト(リストレスト、ハンドレスト、アームレスト、どれが正しいのかわからない)があります。パソコンと自分の位置関係にもよると思いますが、不必要に手首を固めてしまう人には、その緊張をとくために使うのは意味があります。でも、パームレストに手首を完全に預けてしまうと、おそらく身体との連携はとれなくなると思われます。パソコン作業に負担を感じない人や、パソコン作業が多くない人には、そこまでする必要を感じないかもしれません。アレクサンダー教師としてはちょうどいいところを見つけたいものです。
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