私も子どもも片頭痛持ちです。そうして、通っている頭痛外来の医者の処方が合うようです。そのお医者さんの話では、目から入ってくる光・耳から入ってくる音・鼻から入ってくる匂い、からの刺激で脳が興奮することでその反応として頭痛が起こるということでした。実際、映画館に映画を見に行くのは苦手です。音と光と振動で頭痛が起こるからです。デパートの化粧品売り場も苦手です。匂いと光とざわめきで頭痛が起こるからです。
最近わかってきたことがあります。頭の中で思考が暴走すると頭痛を起こすということです。私もそうですが、子どもはもともと頭痛持ちということで学校を休みがちでした。そうして学校を休むとそのことを考えてしまって思考がループするのです。試行錯誤する中で、その思考のループが次の頭痛を引き起こしていたことがわかりました。思考のループを止めると頭痛が起こらないということに気づいたのです。子どものその話を聞いて私自身はどうなのかと思ったのですが、確かにカッとなって人の話が聞けない状態になるとその後頭が重たくなることに気づきました。
それからは、子どもと私は「落ち着いて」「calm down」とお互いに声をかけながら(相手のことはよく見えるので)頭の中が静かでいるように努めました。それからは、頭痛になりたくないので自分でも気をつけるようになりました。刺激による反応に至るまでの思考の暴走をとめる(inhibition/インヒビション)ことが以前よりもできるようになったと思います。