プロレスの番組を見ていて、恐ろしいことを考えてしまいました。アレクサンダー的によろしくない技です。ふざけてやらないでください。
首を潰すように頭を身体に押し込む。腕を肩に押し込む。足を股関節に押し込む。肋骨が動かないようにする。膝をつま先の向きと違う方へねじる。
ひょえー。拷問です。お願いです、ふざけていてもやらないでください。
これらは、外からの力で強制的に起こすと拷問としか思えませんが、現代に生きる人々は(実際には、F.M.アレクサンダーが生きていた100年前もそうだった。)、気が付かないうちに、じわじわと、これらを自分で自分の身体に起こしています。それが長い年月積み重なると、障害となって身体にあらわれます。これらを自分でやってしまっていることに、気がつくことができれば、防ぐことができるものです。アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、これらをやってしまっていることに気がついてもらうように働きかけていきます。