6-7月、Workshop 個人レッスンダイジェストを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
BLOGブログ
Something comes to mindあんなことやこんなこと

6

『アルジャーノンに花束を』の主人公の変化

アレクサンダーテクニークとは

主人公チャーリィは大勢の人ができること、わかること、が同じようにできない人です。チャーリィは頭の良くなる手術を受けることにします。手術の結果、周りの世界が今までと違って見えるようになります。周りの世界が違って見えるためにそれに対するチャーリィの反応が変わっていきます。そうして、チャーリィの反応が変わったことを受けて周りの人の反応も変わっていきます。

チャーリィは手術を受けたために、変化が早くあらわれます。アレクサンダー・テクニークは手術でも薬でもないのでここまで早くないですが、変化していく過程はおそらく同じだと思われます。

そうして、『アルジャーノンに花束を』は物語なので、とてもわかりやすく書いてあります。実際にはもっと複雑で、周りの人には周りの人の人生があり、チャーリィとは関係ないところで変化している可能性もあります。さらに、一番最初に周りが今までと違って見えるのは明らかにチャーリィの内面が変わったからですが、チャーリィ自身から見える周りの人の変化は主観であり、本来は「自分の内面が変わったからそう見えるだけで、周りの人が変わったわけではない」、というのを理解するのは難しいと思わわれます。

自分の内面が変わったから周りの人が変わったように見えるのか、周りの人が変わって見えるから自分の反応がいつもと違ってきてそれを受けた周りの人の反応が実際に変わったのか、ここの違いを切り分けるのは本人には難しいです。

どうしても気になる人は心理士さんなど信頼できる人に相談してください。周りの人に直接聞いてみても解決するかもしれません。


<本文中に関連するリンク>

アルジャーノンに花束を〔新版〕: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト

感覚的評価の不確かさに対する認識に関する記事

masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

RELATEDたぶん、同じカテゴリーの記事だと思う

関連記事

PAGE TOP