6-7月、Workshop 個人レッスンダイジェストを大岡山のメゾンドシャポーさんをお借りしてやります!
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テーブルワークは何をやっているのか

アレクサンダーテクニークとは

横になるワークがあります。ライダウンとかテーブルワークとか言います。横たわるのですが、それは、床の上のこともあれば、テーブルぐらいの高さの設備のこともあります。なんで横になってまでやらなくてはいけないのかと思うこともあるかもしれません。だって、毎日夜になれば数時間眠るのですから。何が違うのでしょうか。

一日一回夜になると私達は眠ります。それは、一日の疲れをとったり、他にも私にはわからない、いいことがたくさんあります。けれども、個人差はありますが、日頃顎を噛みしめる習慣がある人は、寝ているときにも顎を噛みしめ、ときには歯ぎしりをします。顎の噛みしめだけで全てを語るには情報がなさすぎですが、アレクサンダー・テクニークの視点で話をすると、日常的に気が付かずに無意識でやってしまっている習慣というのは、寝ているときにもやってしまっているのではないかということが言えます。日常的に無意識にやってしまっている習慣でも、寝るときにはやらないものもあるのかもしれません。そこは徹底的に調べたわけではないのでわかりません。けれども、習慣に限って言うと、一晩寝て朝起きたらすっかりリセットされて新しい一日が始まる、というわけではなさそうです。

アレクサンダー・テクニークのレッスンで横になってもらうときは、「目を開けていてください。」という声かけをします。それは、意識的にやってしまっている習慣に気づいてそれをやめていくためです。寝てしまってはそれができないからです。もちろん、横になっているうちに気持ちが良くなってしまって、もしくは寝不足や疲れのために、寝てしまうこともあります。アレクサンダー教師はとくにそれを咎めることも、起こすこともしません。レッスンの時間がちょっともったいないかなというだけです。その場合どうするか、あらかじめ話し合って決めておくのもいいかもしれません。

これは、日常生活の中でやってしまっている習慣をリセットしようとしているのです。そういう意味では、チェアワークも同じなのですが、横になったほうがやりやすいというのはあります。


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masako

アレクサンダー・テクニークのレッスンを目黒区にて 楽しくわかりやすく、伝えていきます。 2023年9月 アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)の教師養成講座を卒業 2023年10月 STAT(英国アレクサンダー・テクニーク教師協会)認定教師の資格を取得 神奈川県立生田高等学校卒業 東京理科大学理学部応用数学科卒業 高校・大学・社会人と合唱を続け現在は楽器としての声を勉強中 1970年生まれ 1児の母

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